背中・胸・指までしびれや痛みが有るときにやるべきこと3選 胸郭出口症候群を疑う

おはようございます!院長の大西です(^^)

本日の話題は「胸郭出口症候群」です。

胸郭出口症候群は本当に病院で見つけてもらうのに苦労する状態です。主な症状は指から肩、背中や胸にかけて広範囲のしびれや痛みや不快感が、時と場合によって移動するといった特徴があります。胸郭出口症候群を確定できる人って、世の中に何人いるんだろうなあ?といつも疑問に感じています。

専門の病院でも、造影剤を血管内に入れないと判断できないと考えられています。しかし、そんなことはありません(^^)

今日は、手のしびれや吐き気や頭痛でお悩みの胸郭出口症候群の肩のお悩みに回答しました。ちなみに、今回の頭痛と吐き気は胸郭出口症候群の症状ではない可能性もあります。それを踏まえて、ご一読ください。以下が質問です。

Q:肩甲骨の痛みや痺れ、鎖骨らへんが痛くなり胸郭出口症候群と言われました。 指先まで痺れるので過去になった頚椎ヘルニアの再発かと考えましたが、脈を調べたりの検査で両方の可能性と言われ後日MRIを取りに行かないとなのですが、ヘルニアは何度か経験ありで辛いけどしばらくしたら治るので良いのですが、、 胸郭出口症候群は初めてで症状がどうも辛いです。 夜が1番ひどくなる気がします。 吐き気や頭痛もあります 酷い首や肩凝りからの自律神経の乱れと思ってたのですがリハビリに週2回来るようにとなり、これで治るものですか? リラクゼーションサロンのマッサージに定期的に行ってますがそこでも今まで通りもみほぐしを続けてると効果ありますよと言われました。 通常のもみほぐしでも治ってくるものですか?

以下が回答です。

A:夜間の吐き気や頭痛、おつらいですね。お察しします。

胸郭出口症候群は、3つの種類があります。
①斜角筋症候群
②小胸筋症候群
③肋鎖症候群
の3つです。

それぞれ、検査法と対処法が異なります。この方法は私が考えたものであり、一般の医学書には載っていません(;^_^A
医学書は、脈拍の変動によって胸郭出口症候群を判断します。しかし、当のご本人は「脈が無くなるからつらい」のではありません。「しびれなどがつらい」のです。つまり、しびれなどの症状が、「増えるか減るか」に焦点を絞って検査する必要があります。
医学書にも書いてないので、当然医師も知りません。

基本的な実施の方法は、①神経による症状か?を確認して、②肩の位置によって症状が増減するか?③首の位置によって症状が増減するか?を確認します。

①は、手首から離れている場所の症状、つまり、肩周囲や背中や胸などの症状が、手首だけを動かしたときに増減するか?これを確認してください。
手首しか動かしていない。つまり肩は動いていない。それでも、肩の症状が手首の動きによって増減する。この場合に、腕の神経が関係している症状であると判断します(^^)
これによって、筋肉痛や関節痛ではなく、神経痛であることに絞り込みます(^^)
胸郭出口症候群は神経痛なのです。ここまでで、神経の症状であることがわかります。しかし、神経の症状を作るのは、胸郭出口症候群だけではありません。ご存じの通り頸椎ヘルニアでも神経の症状は出ます。
現状、胸郭出口症候群との判断を前提にすると、冒頭で述べた3つの種類のどれに該当するかを確かめます。
例えば、仰向けに寝ている状態ですでに症状があるなら以下の方法となります。
①小胸筋症候群は肩を耳の方へすくめて、さらに床の方へ下げたら症状が増加して、肩を耳から遠ざけて、床から離すと楽になるはずです(^^)
特に、この場合は肩の位置が動いています。よって、指や腕の先の方の症状が変動するかに集中して判断します。
②斜角筋症候群は、首を右に傾げたり、左に傾げたりすることで症状が増減するか否かを確かめます。首を動かしているだけで、肩や、手指の症状が増減すると斜角筋症候群を疑います。しかしこの場合は、頸椎ヘルニアや、頸椎の椎間孔での神経の挟み込みの可能性も出てきます。
③肋鎖症候群は、肩を耳から遠ざけて、さらに肩を床に近づけると症状がひどくなります。①の小胸筋症候群と似ていますが、肩が耳から遠ざかった時にひどくなるというのが逆なのです(^^)

長文でややこしくて申し訳ありません(;^_^A
それぞれ動画にもなっています。リンクを貼りますので、何度か見返して、勉強しながら、ご自身で判断してみてください。①②③のそれぞれによって対処法も異なります。各動画の後半は対処法を紹介しています(^^)
①小胸筋症候群https://youtu.be/TbIATt7UhIE
②斜角筋症候群https://youtu.be/iS1JV8KsjKA
③肋鎖症候群https://youtu.be/KS6-XxoBSOU

ちなみに、頭痛と吐き気に関しては、胸郭出口症候群以外の原因を考えるほうがよいと思います。
起きているときは楽で、横に寝るほうがつらい症状は、筋肉のコリ、いわゆる肩こりが原因の可能性が高いです。
一般のリラクゼーションサロンでは、触れてくれない筋肉かもしれません。
詳しいセラピストさんに担当いただいたら、「胸鎖乳突筋」「斜角筋」「僧帽筋」「肩甲挙筋」をほぐしてほしいとお伝えください(^^♪
参考になる動画も貼っておきますね。
https://youtu.be/-SAQgAEjm0g
症状が和らぎますことをお祈り申し上げます。

以上が回答です(^^)

基本的に胸郭出口症候群だけでは、頭痛や吐き気は出ません。ただし、斜角筋という筋肉が凝り固まって頭痛や吐き気が出ている場合はあります。この場合は、斜角筋のコリが「胸郭でぐり症候群の原因」であり、また「頭痛と吐き気の原因」ということです。この時は、斜角筋をとにかく柔らかくしてあげると楽になります(^^)

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