【理学療法士が教える!】まっすぐ寝ると痛い腰痛の対処法
こんにちはヘルスプロの院長大西です。
上を向いて寝ると腰が痛い。
まっすぐに脚を伸ばすと痛くて寝られない!
本日は「力仕事をしたから痛いなら納得できるけど,なんで寝るだけで痛いねん!」
という疑問にお答えし、自分でもできる対処法を紹介します。
この記事を最後まで読むと、まっすぐ寝られない腰痛を自分で改善する方法がわかります(^^)
Ⅰ痛みの原因は腸腰筋
結論から言うと痛みの原因は「腸腰筋」と呼ばれる筋肉です(*^◯^*)
①腸腰筋とは
この腸腰筋は曲者です。多くの人は硬くなりやすいんですね。ひどい肩こりが腰に起こっているという感じです。しかも、腸腰筋ってほぐしにくいんです。
プロの治療家でも触るのは難しいからはじめから触るつもりもない、という治療家もおられます。
ただ、わかってしまえばこの腸腰筋を自分でさすって,ほぐして,最後に伸ばす!と一連のエクササイズを実践することで、柔らかく伸びてくれるようになります(^^)
②腸腰筋の働き
この腸腰筋という筋肉の仕事は脚を前に上げることです。ですので、この筋肉が固まって伸びが悪くなると脚が後ろへ伸びなくなります。
歩きにくさや、歩幅を広げるのが苦手な人は硬い人が多いです。
Ⅱ痛みの原因の確認方法
それでは,本当にあなたの腸腰筋が凝って伸びなくなっていることで腰が痛いのか?を確認します。
確認方法は簡単です!仰向けに寝て,足を伸ばして真っ直ぐに寝ると腰が痛いとか,違和感が出るけど,足を曲げて膝を立てるとアレアレ不思議,痛くないじゃん!という場合です。この場合は腸腰筋をほぐすことで,まっすぐ寝られるようになります。
Ⅲ対処法の紹介
それでは腰痛の対処法を2つやっていきましょう!
①腸腰筋のほぐし方
まずはこの筋肉をさすってほぐします。
座ってても寝ててもできますが寝てやるのがおすすめです。
寝て膝を立てます。かかととお尻が15㎝くらいまで近づいている方が良いです。そこで少し力を抜いて止まります。
そしてさすります。どこをさするかというと「鼠径部」です。ちょうど股関節の前で一番くぼんでいるあたりを、やや奥に手を入れる感じでさすります(^^)
しゃがんだ時に1番深く窪んでいく斜めのラインですね。この部分を斜め上と真ん中の下あたりを行ったり来たりしながらさすります。
わかりにくい可能性が高いですね(;^_^A
よろしければ動画をご覧ください。
腰痛ストレッチ!原因と治し方病院では治らない時和らげる!腸腰筋のほぐし方とストレッチを解説【滋賀県彦根市 整体 自費リハビリのヘルスプロ】
腸腰筋はちょうどこの辺りでは,皮膚に近いところにありますのでゆっくり軽くさするだけでもこりがとれていきます。2分間、毎日さすってあげて下さい。
強すぎると,太ももが痺れたり,太い動脈もありますので,手にドクンドクンという拍動を感じたらそれは血管です。その時は少しずらして下さいね。
②腸腰筋のストレッチ
ストレッチは壁なり椅子なりどこか支えを使ってこんな姿勢を取ります。
写真(ストレッチ)
片方のストレッチは,理想的には100秒できると効果的です!両方で200秒ですね!
ここで意識するのは股関節の前が伸びているなという感覚です。余裕がある人は後ろ足をさらに自力で後ろへ持っていこうと力を入れてもらうとさらに効果が高いです。
この時の注意点は,ストレッチしすぎると腰が痛無可能性があるということです。
腰の痛みが出るときは、少し緩めてください。
毎日やっているとだんだん楽になります。
慣れてきたら、1セットよりも2セットやるほうが効果的です。じっとしているのが大変だと感じる人も多いですが、頑張ってみてくださいね。
ストレッチも動画の後半で解説しています。参考にしてください。
腰痛ストレッチ!原因と治し方病院では治らない時和らげる!腸腰筋のほぐし方とストレッチを解説【滋賀県彦根市 整体 自費リハビリのヘルスプロ】
仰向けに寝られない腰痛の対処法①番は,腸腰筋の鼠径部,すなわちコマネチをほぐす事。
対処法2番は,ストレッチでした。
Ⅳまとめ
仰向けにまっすぐ寝ると痛い腰痛の原因は、腸腰筋が硬くなって伸びないことです。
つまり、腸腰筋が柔らかく伸びてくれると痛みは減ります。
そのためには、鼠径部で腸腰筋をほぐします。仰向けに寝て,膝を立ててさするだけです。
その後にストレッチを100秒間を目標に実施します。
以上を継続することで、少しづつまっすぐ寝られる腰を手に入れてください(^^)
どうしても痛みが取れない時は、ヘルスプロにお問い合わせください。
あなたの体のアドバイスはヘルスプロにお任せください!