乳房切除後の痛みに回答します
おはようございます。院長の大西です(^^)
本日のQ&Aは乳房切除後疼痛症候群です。
Q:乳房切除後のしびれ、痛みについて 長文です。 今年1月に左乳房部分切除術と腋窩リンパ節郭清をしました。術後化学療法、8月末まで放射線治療中です。 術後しばらくは気にならなかったのですが、3月から始めた化学療法に伴い、上腕裏側(背中側)のしびれと痛み、ワキの創部の痛みとつっぱり感が出ています。 また7月の最終化学療法(ドセタキセル)のあと歯骨に痛みを感じ、現在は両側の首筋にしびれがあります。 主治医に相談したところ ⚫︎腕とワキ→化学療法の副作用ではない ⚫︎歯骨、首筋→化学療法の副作用の症状としてロキソニン、頓服でカロナールを服薬中 という対応です。 首筋のしびれが辛く、服薬の効果もないので整形外科やペインクリニックを受診してもいいですか? ブロック注射などで早く痛みから解放されたいです。 上腕とワキに関しては乳房切除後疼痛症候群として受け入れるしかないのかと思っています。 同じような経験をされた方、よろしくお願いいたします。
このような質問にお答えします(^^)
以下は大西の回答です
A:術後に発症する痛みは、腰や首でも発生します。個人によって原因が様々なので、原因を見つけることが結構難しいです。
たとえば「息を吸った時に酷くなり、吐いたときにマシになる」場合は、肋骨と肋骨の間の筋肉が固まって痛いことがります。この場合は肋骨の間の筋肉をマッサージすると軽減します(^^)
頸の痛みはどちらに倒すと痛いかによって、原因の筋肉を探したり、頸椎の何番が動いたときに痛いのかを探して治療します(^^)
これをやってくれる整体院や整形外科はあまり多くないので、いくつか探す必要があります(;^_^A
また、手術を機に運動不足な生活になると、余計な痛みを感じやすくなります。運動不足、特に呼吸がハーハーと荒くなることが全くなくなると、肋骨、首の筋肉や関節が動かなくなり、固まることで痛みに直結します。また、運動不足、呼吸の小さい生活は、自律神経を乱します。これによってよくわからない痺れなどが出現します(^^)
「最近、運動不足だな」とお感じなら、15分の速歩ウォーキングから始めてください(^^♪
おすすめは早朝です。早朝が難しいなら、時間はいつでも良いです。昼休みでも夕方でも夜でも。運動は痛みの神経を鈍感にする力が強いです(^^)
一番おススメです。
運動が痛みを減らすことは、膝の軟骨が減っている「変形性膝関節症」の患者さんですら証明されています。
動画も貼っておきます(^^)
お時間がある時にご視聴いただけますと幸いです(^^)
症状が和らぎますことをお祈り申し上げます。
p.s.運動は即効性が有ります。速歩ウォーキング前にどのくらい痛いかを10段階で数字にして書いておいてください。15分後に「ハーハー、しんどかった!」と汗だくで帰宅した時に、もう一度痛みを数字で表現します。一回目でもかなり減るはずです(^^)
以上が回答となります。手術は人間の運動量を格段に減らすきっかけになります(´;ω;`)
そして、それを機に呼吸が小さくなり、心臓に負担がかからなくなり、呼吸の筋肉と心臓の筋肉が弱っていきます。これが自律神経を乱します。また、脳内のホルモンバランスも乱します。これによって、運動している時には痛みとして認識しない刺激を、痛みとして認識してしまう体と脳が作り上げられます(;^_^A
運動はかなりの確率で慢性の痛みや不快感を減らしてくれます!
皆さまもお試しくださいね(^^)
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