妊娠中の事務員さん,肩こりや頭痛の原因は運動不足のことが多い

未分類

おはようございます。院長の大西です。

今日のQ&Aは肩こりや頭痛です。肩こり、頭痛に限らず、膝痛や腰痛など慢性的にずっと痛い不快感の原因は運動不足であることが多いです(^^)

この原因不明の体の不調(医学的に問題があまりない不調)と運動の関係はまだまだ分かってきたばかりです。今までの常識では「膝の痛み」なんて、運動したらひどくなる!!とみんな思ってました(^^)

しかし、「変形性膝関節症」という膝の軟骨がすり減って膝が痛い人を集めて実験した結果があります。毎日速歩ウォーキングをした人と、しなかった人を比較すると、速歩ウォーキングをした人たちの方が痛みが減ったんです。すごいことだと思います(^^)

皆さまも、病院へ行っても解決しない。重大な問題が無い痛みやコリ感には「運動療法」を試してください(^^♪

今日はそんな質問に答えてみました。

以下質問です。

Q:現在5歳児+妊娠5ヶ月のママです。 肩凝り、腰痛、首凝りが酷いです。 仕事は事務員で9時〜18時までずっと座りっぱなしのデスクワークです。 毎日百薬湯という温泉のもとを入れて入浴し、 蒸気で温熱シート。肩首腰に貼って寝ていますが全く効きません。 妊婦整体は1番近くて車で2時間のところにあるため行く勇気が出ません。 今日はとうとう首肩凝りがひどくて午後から頭痛も酷くなり、ずっとトイレで吐き続けました。 旦那は趣味がありすぎて夜はほとんどいませんのでマッサージもしてもらえません。 親族は近くにいません。 もー辛すぎます。 腰や肩、首の痛みはどうしたら治りますか。 早くなおしたいです。

回答はこちら。

A:はじめまして(^^)滋賀県で整体院を経営している理学療法士です。
よろしくお願いいたします。

妊娠に子育て、大変ですね。お察しします。
事務員さんということで、一日の中で歩いたり、運動する時間が極端に少ないのが最大の原因です(;^_^A
運動不足は肩こり、頭痛、腰痛、膝痛などの慢性的な不調の原因になります。
可能なら、お昼休みや、少し早起きしての早朝の10分ほどの散歩をお勧めします。
運動と痛みは密接に関連します(^^)
内の妻も頭痛持ちですが、10分ほど散歩に行くとかなり和らぐようです。また、変形性膝関節症という膝の軟骨がすり減る病気の患者さんの膝の痛みすら、ウォーキングで軽くなることが実験で確かめられています。動画も貼っておきますね。ご参考までにご視聴いただけますと幸いです(^^)

この運動療法には即効性が有ります。「肩がこるなあ、頭が痛いなあ」と感じているときに、少しがんばって外を歩いてみます。理想的には15分以上をお勧めしていますが、はじめは5分、10分から始めるほうが手軽です(^^)
歩いて帰宅した時に、肩こりや頭痛の程度を外出前と比較してください。格段に痛みが減っているはずです(^^)

ただし、妊娠中ということですので、散歩すら主治医に止められている場合は無理しないでくださいね。
症状が和らぎますことをお祈り申し上げます。

p.s.お散歩は可能な範囲で木が生えていたり、川が流れていたり、自然が目に入る場所を選択してください(^^♪
自然に触れるだけで、慢性痛は軽減します。

回答は以上です(^^)

なぜ運動不足がこんなにも人をつらくするのでしょうか?

私の考えではいわゆる自律神経が乱れるからだと考えています。自律神経とは胃腸を動かしたり、寒くなったら血管を縮めたり、暑くなったら血管を拡張させたり、明るいところに行くと目の瞳孔を拡大させたり、運動したら呼吸を早くしたり、心臓の鼓動を早くしたり・・・と、生物として生きるための、カラダのコントロールを無意識にしてくれている神経たちの総称です(^^)

人間を含め、生物の自律神経が壊れると生命を維持できなくなります。そして、運動した時には自律神経が活発に働きます。動くために全身に血液を送ります。そのためには心臓の鼓動を早くします(^^)

また、酸素がたくさん必要です。そのために呼吸を深く速くします。すべて自律神経がバンバン働くわけですね。この自律神経が働くことで自律神経自身が整うわけです。逆にいつも座っているか寝ているか、体がじっとしていると、心臓も頑張らなくてよいし、呼吸も頑張らなくてよいわけですね。そうなると自律神経が眠りにつきます。心臓も肺も血管もじっとしています。もちろんわずかに動いてますが(;^_^A

このじっとしている自律神経が、肩こりや痛みを増幅させると考えています。運動不足が続くと、肩こり、頭痛、膝痛が増える。逆に運動をしだすと肩こり、頭痛、膝痛が楽になる。その裏には自律神経が関係していると思います。

病院で「自律神経失調症」なんていう病名がつくことがあります。そんな人も、運動療法を試す価値があります(^^)

皆さまの症状が和らぎますことを祈っております。

コメント